おはようございます。スタジオマネジメントグループの小林です。
夏のミュージカル、メンバーショーケースが終わり、次のアウトプットへ向けて本格的にレッスンが始まりました。
私は今クールからシーンスタディや台本歌詞を担当しています。
劇団で活動させていただいたこともあり、演技は大好きです。
レッスンの様子を見ていると、演技好きなメンバーもいれば、演じることに抵抗があって踏み込めないメンバーもいて、共感することがあります。
私も演技が大好きといいつつ、演じる時には一度覚悟を決めて、水に飛び込むような気持ちで臨んでいます。
同じ役を演じても、役者によって全く違う仕上がりなるように、演技とは千差万別です。正解なんてものはありませんが、ちょっとしたコツみたいなものはあるなと思うのでまとめてみたいと思います。
ぜひ、参考にしてみてください!
<演技で困ること>
・役になりきれないとき
どうしても役の気持ちになれない、演技に集中できないときは、周りに目を向けてみると上手くいきます。
ーーーここは大通り、空はカラッとはれて、荷馬車の音が聞こえる。ポケットの中には親方からもらったボーナスの5セントがある。ーーー
…と周りにあるであろう環境や情景を想像するだけでわくわくした気持ちが浮かんできませんか?
楽しい気持ちを演じたいのにどうしてもなれないときは、ぜひ周りに目を向けて、想像してみてください。
・セリフがうまくいえないとき
台詞を「うまくいえない」にはいくつかパターンかあります。言葉をはっきり言えない、棒読みになってしまう、覚えられない等。
言葉をはっきり言えないときはゆっくりはっきり喋ってみるのがおすすめ。ゆっくりなら言えますし、意外とお客さんもあまり気づきません。慌てなくても大丈夫です。
棒読みになってしまうときは、役として「そのセリフで一番伝えたいことは何か」を考えてみるのがよいです。
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例えば「今日のテレビおもしろい!」というセリフがあったとします。
「"今日の"テレビ面白い!」→(いつも面白くないテレビだけど"今日のは"面白い )
「今日の"テレビ"面白い!」→(普段はテレビを見ないけど、今日"テレビ"みて面白い)
「今日のテレビ"面白い"」→(いつもと比べて、特別面白い)
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その役はセリフを通して、一番伝えたいことは何か?を考えるだけで、3パターン作れます。
・セリフを覚えられないとき
他の人のセリフも見てみるのが良いです。
この人のこんな言葉、この単語を聞いたから私のこのセリフがでてくるんだ!と一本に繋がったとき、セリフが自分のものになるはずです。
・やりたい役がない、何をしたらいいかわからない
とくにエチュード(即興劇)のときによくあります。
そんなときは他の人の演技を助ける役になってみてはどうでしょう。
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例えば、周りにお父さん役の人がいたら、子供役がいてくれると助かります。
それがもし"優しい"お父さん役だったら?"甘えん坊な"子供役をしてみるといいかもしれません。
反対に"厳しい"お父さん役だったら?"わがままな"子供役をするとお父さんは怒りやすいかもしれません。
清掃員がいたらジュースをこぼしてしまう人、貧乏な人がいたらお金持ち…のように他の人を引き立てる演技をしてみるとすんなり演じられたりします。
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レッスンでもときどきそういうメンバーを発見しますが、私はこっそり「イイネ👍」とグーサインを出しながら見てます。
以上、色々と書かせていただきましたが、つまりは落ちつくこと、周りをみること、頼ることが大切です。
演劇はひとりでやるものじゃありません。物語の世界を中心に、周りの人と相談したり関わり合いながら作っていくものです。
演技はとてもとっても奥が深いので、レッスンをしていくなかでYTJメンバーの皆さんと探求していきたいです。
こういった経験ができるのもYTJならでは。
歌・ダンスと共にぜひ演技も楽しんで挑戦してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。