Column

2021wordplayを振り返って

2021年wordplay中部公演が無事終了し、
1ヶ月半が過ぎようとしています。
親身にレッスンを担当してくださったスタッフの方々、
作品と向き合い頑張った小さな出演者のみんな。
つい昨日の事のようなずっと前の事のような、
不思議な感じがしています。

ミュージカルの舞台に立ったことのない私にとって、
未知すぎる経験となった昨年から、
今年度も不安ばかりの中、
一緒に携わってくださったスタッフの皆様の
おかげでwordplayを上演することができました。
感謝・感謝・感謝!です。

昨年に引き続き、中部のwordplayを担当し、
とても納得したことがありました。
「どの演者にもどの役にも大切で素晴らしい役割がある」、
「やり方を知らないだけ」という2点です。

キャスト・アンサンブルリーダー・ダンスやシンガー選抜など、
みんなやりたい!注目がいきがち・・・
走り出しはそうであったと思います。
しかし、wordplayの完成に近づき
全容が見え始めるにつれ、
全てのメンバーの演技やお芝居・歌が
とっても重要であることに
みんなが気づき始めたと思います。

練習中、セリフがない場面を舞台上で
どう過ごしたらいいのか・・・
戸惑いが伝わる場面が多くありました。
そんな場面を演技指導のスタッフの方たちが、
たくさん解決してくれました。
出演者全員が、学び理解し挑戦ようとする道を
示してくれているように感じ、
演技をしていない・できないのマインドを、
『やり方を知らないだけなんだ』という
マインドに変化させてくれました。

そうして、みんなで1つの作品を作り上げることが
できたと感じています。
もちろん楽しいばかりではなく、張詰めた空気のリハーサル、
涙が流れた場面も多々ありました。
涙を見せながらもスタジオの端で、練習をする姿がありました。

本番は、とても眩しく見ましたが、
私にとっては、リハーサル中スタッフに向かってくる
強い気持ちをもった小さな演者達と
時間を共にできたこと、とても貴重な経験となりました。

YTJメンバーたちは、EVEに向かって、
あたらな歩みを始めています。
本当にたくましい!

今日も明日も、「みんながんばれ!」と、
スタッフ一丸となり全力応援団としてYTJメンバー達に
向き合っていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


wordplay プロジェクト
袴田 2021.10.18