2021年夏、出演者と共に作品を創りあげてくださった全てのスタッフの皆さんへ感謝申し上げます。
そして舞台は、関西・関東公演と続きます!
各演目を場当たりで最終の微調整し、前後の流れを繋ぎ、そして舞台装置、音響や衣装、照明なども含めた本番さながらのゲネプロで最終調整を行いますが、ここでしっかりスタッフの皆さんから受け継いだクラス演目の調整をしてまいります。本当にここまで様々なリクエストにご対応いただきありがとうございました!
今回の『WORLD MUSIC』
新脚本を読んだ際の個人の第一印象は
登場人物たちがみつけた目標は、きっと劇場空間をシェアし合った沢山の人たちの「背中」を後押しし、
新しい一歩を踏みだす「楽しさ”enjoy”」を見つけてくれる! と思いました。
また前作と共通し、この作品が子どもに向けてのみならず、大人・親の世代が子どもたちに向き合う際の「大切なメッセージ」が含まれていると感じたことでした。
それぞれ中身は違うけれど 誰もがみつけ出したいもの。優しさの源から生まれる相互理解。
多様性と普遍性、
その両方を包括したストーリーが『WORLD MUSIC』だと個人的に思っています。
脚本を書かれた植木さんからは、限られた時間の中でたくさんヒントをいただき、先日の中部公演をみて、自分自身が気づいていなかった部分を現在いくつも発見中です!
そして関東の出演者については
絶賛お笑いセンスへの挑戦中です!(笑)
私はキャストをみせていただく機会が多かったのですが、努力が出来る出演者に対し「自分で考える」という行為が欠けないことについては、本当に細心の注意を払いました。
「言われたことを、言われた通りにやる」のでなく「なぜそうするのか?」「なぜこうなるのか?」挙動ひとつとってもそれを徹底的に考える力が身につくことで、表現の可能性はさらに大きなものとなるはず。
「WORLD MUSIC」という作品を通じて、
一人ひとりが「考える力」を発揮してくれることを何より大切にできたら。
新WORLD MUSICは
いまようやく産声を上げたばかりです。
まだまだ頼りない部分もありますが、この作品はYTJメンバーとスタッフの皆さんに支えられて、とてつもなく大きな可能性を持った作品に思います。
最後に、
このコロナ禍の中で、制約を受けていない人は誰もいないと思います。今まで普通にできていたことができなくなったりする日々の中で、もういいや、とあきらめる人がいても仕方ない。でも、諦めずにいれば何か新しいものができるということ。
みんなの力が合わさればきっと何かができるという未来。
この作品から、子どもたちの “可能性” を感じていただけるといいなと思います。
今週末の関西公演、
お時間がございましたら、ぜひ劇場へお越しください!
最高のホスピタリティと万全の体制でスタッフ・出演者がお迎えします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!